眼瞼下垂症は徐々に身体をむしばむ怖い存在

考え事する女性

 

眼瞼下垂症とは?

眼瞼下垂症とは、まぶたが上がりにくくなっている状態の症状を言います。目を開けた状態で、まぶたが黒目の瞳孔部分にまでかかってしまう状態ともいわれます。

 

まぶたを上げるためには、眼瞼挙筋という筋肉が動眼神経によって動くことが必要なのですが、どちらか又はどちらにも異常があるために起きてくる症状となります。

 

眼瞼下垂症であるかどうかの検査をおこないながら、まぶたが上がりにくい原因を探っていくことになります。眼瞼下垂症には、先天性・後天性とあり、先天性の疾患であることが特に多いといわれます。

 

かつてオリンピックにも出場したことのあるスイマーの田中雅美さんも、この眼瞼下垂症に悩まされていて手術をしたことでも知られていますよね。

 

先天性の場合には、眼瞼挙筋の形成不全が最も多い原因であるそうです。遺伝の影響を受けやすい疾患でもあり、先天性の眼瞼下垂症は比較的多いともいわれています。

 

後天性の場合、加齢による眼瞼挙筋の衰え、つまり筋力低下が原因であることが多いようです。

 

後天性の場合に起きやすいのが腱膜性眼瞼下垂と呼ばれますが、まぶたにある組織のうち腱膜に異常があるために起きる眼瞼下垂のようです。コンタクトレンズ装着による慢性刺激やアレルギーなどで目をこする刺激も原因になり得るとのことです。

 

まぶたの皮膚のたるみが原因である場合には偽性眼瞼下垂症と呼ばれ、筋肉など組織の異常とは区別しているようです。

 

眼瞼下垂症が身体に与える影響

眼瞼下垂症が身体に与える影響というのは少なくありません。

 

小さな部位ですので、大したことない!と思う人も多いかもしれませんが、放っておくと少しずつ身体を蝕んでいく病気であるともいわれていますので要注意です。

 

眼瞼下垂症と実は深いつながりがあるとされるのが、肩こりや頭痛です。常時視野が狭いために、身体はまぶたを開けようという動きを必死におこないます。

 

その際に、頭の筋肉や肩の筋肉にまで働きかけますので、どうしても負荷がかかっている状態が持続することになります。結果、肩こりや頭痛に繋がっているといわれています。

 

また、身体はまぶたを上げるために眉を上げますので、眉間にシワが寄りやすく、また常時その動きをしようしますので、そのシワが固着してしまいがちとのことです。

 

さらにどうしても、黒目の部分が小さく見え、まぶたが腫れぼったく見えますので目つきが悪いという印象を与えてしまうともいわれます。

 

眠たくなるとまぶたが重たくなりますが、そのような目つきにも見えてしまいがちで、いつも眠たそうにしているという印象を与えてしまうともいわれます。

 

眼瞼下垂症は手術で直せる

眼瞼下垂症は手術で治すことができます。眼瞼下垂症であれば形成外科や美容整形外科でも診察・診断をしてくれます。

 

明らかな眼瞼下垂症と思われる状態であれば直接行ってもよいですし、眼瞼下垂症かどうか分からない場合には眼科でも診察してくれます。

 

眼瞼下垂症の手術については、基本的には切開法が選択されます。切開をして、緩んでしまっている眼瞼挙筋を短縮したり、腱膜と瞼板を縫合したりします。

 

しかし、軽度の眼瞼下垂症については切らない手術として埋没法での手術をおこなっているクリニックもあります。

 

美容整形外科で行う手術の場合には、眼瞼下垂症の手術に含めて綺麗な二重の整形を行うことが主流とも言えます。

 

保険適用になる症状の基準は

原則的に、眼瞼下垂症の場合には健康保険適用となる場合があります。

 

基本的に、まぶたが目の瞳孔にかぶさってしまう程度は重度と見なされるようですので、その場合にはほとんど健康保険適用の範囲と考えてよいかもしれません。

 

ただし、クリニックによっても適用ラインが少し変わってきます。健康保険とは、病気の治療のために使う保険でありますので、診断基準が「病的であり日常生活への支障があるかどうか」といったあたりが主治医の判断でもあるためです。

 

さらに、眼瞼下垂症であり健康保険適用となる治療法は切開による手術のみです。

 

埋没法は健康保険適用の場合は選択肢にはありません。また、あくまでも眼瞼下垂の治療のための手術であり、美容目的であってはいけません。形成外科であれば健康保険適用をベースとした手術可否について検討をしてもらえると思います。

 

しかし現実的には仕上がりに違和感を感じる人も多いようです。左右のバランスを整えた仕上がりや、自然な二重の仕上がりは美容目的とされてしまうため、自由診療での手術でなくては施術してもらえません。

 

手術費用の相場は

お金のイメージ

 

気になる手術費用の相場は、健康保険適用と適用外では大きく差がでてきます。健康保険適用の場合には、5万円程度といわれています。

 

しかしながら、健康保険適用外の自由診療ではクリニックによって差が出てきます。両目で50万円〜70万円ほどになるそうです。埋没法の場合には10万円〜20万円ほどになります。

 

どのような手術法があるかどうかなどを含め、複数のクリニックのカウンセリングを受診してみるのもよいかもしれません。